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10月のテーマは「里親」です。

実際「里親」ときいて、皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか。

一度、飼われていた子だから、なにか問題でもあるのかしら・・・
と思う方も、もしかしたらいるかもしれません。
でも、本当にそうなのでしょうか。

殺処分について

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今週のテーマ「殺処分の現状に」ついて。

現在、日本では約2500万ほどのワンちゃんやネコちゃんが飼われているといわれています。

その一方で、年間約32万頭が保健所や動物愛護センターの施設に引き取られ
この中の28万頭以上が殺処分されています。
これは、1日約800匹ものワンちゃんや猫ちゃんが殺処分され
100秒間に1匹はこの世からいなくなってしまうという計算になります。
まるで信じられないような数字ですが
実際、多くの命が犠牲になっているのです。

なぜ、こんなにも多くのワンちゃんたちが殺処分されているのでしょうか・・・

それはワンちゃんを捨てる飼い主やブリーダーがいるからです。

犬を捨てる理由の一例

・引越し先がペット禁止になってしまった
・思った以上に大きくなりすぎてしまった
・経済的に余裕がなくなってしまった
・吠え癖が酷くて言う事をきかない
・予定外の出産でたくさん子犬が産まれてしまった
・ブリーダーをやめたので、犬達がいらなくなってしまった

上記は一例ですが
他にも信じられないような理由でワンちゃんを捨ててしまう飼い主や悪質なブリーダーがいます。

どの理由をとっても責任感がなく、知識や予測があれば防げるものばかりです。

殺処分はどう行われているのか

保健所に連れて行かれてしまったワンちゃんが
どのように殺処分をされているかご存知ですか?

都道府県や自治体によっても異なるようですが
ほとんどが【炭酸ガスを用いた窒息死】です。

野良犬や野良猫は繁殖を繰り返し、飼育放棄されてしまった子たちも公園に捨てられたり、施設に持ち込みされます。
野良や捨てられた多くの子は病気や事故で死んでしまったり
持ち込まれても数日間冷たい壁と床の部屋に抑留され
処分までの期日をおびえながら暮らすのです。
そして、期日がくると小さな部屋に入れられて窒息死させれれてしまいます。

捨て犬や捨て猫が収容されるこの設備を「ドリームボックス」などと呼称されていますが
眠るように安らかに旅立てるものなどでは全くありません。
5~20分かけて炭酸ガスで窒息死させ、その後に焼却処分されてしまうのです。

犬や猫たちにはなんの罪もありません。

全ては人間の身勝手によるものです。

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殺処分を減らしたい!

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日本でも有名ですが、ドイツでの殺処分数は0です。
そもそも、ドイツには保健所のような殺処分施設が存在しません。
【殺処分】という制度自体がないのです。
何らかの理由で変えなくなってしまったペットたちは「ティアハム」というアニマルシェルターで保護されます。
その中の90%の子達は新しい飼い主にもらわれていき
残りの10%もティアハムで生涯をおえることができます。

殺処分数0のドイツに見習うべき点が沢山あります。
社会全体でそうなるためには、一人ひとりがこの現実を知る事が大切です。

◇現実・現状知る事

殺処分を減らす方法へのまず第一歩は「ひとりひとりの意識の持ち方」です。
そのためには、殺処分の現状・現実を知る事です。
殺処分数は年々減少の一向にあります。
これは、現状を認識する人が増えたからといえます。
ですが、まだまだ保健所などに持ち込まれてしまうのが現実です。

※年間6万頭ものワンちゃんが保健所に引き取られます。
そのうち、新しい飼い主が見つかったり、迷子だった子が元の家に帰れるのはおよそ3万頭です。
残りの3万頭の子達は殺処分されてしまいます。

◇衝動買い、衝動引取りは絶対にしない

ワンちゃんやネコちゃんたちはとても可愛いです。
疲れた日々でも癒しをくれます。
でも、それ以外のお世話の事もきちんと考えて一緒に暮らそう!と考えられている人はどのくらいいるのでしょうか。

ペットショップなどで衝動買いをしてしまう人は少なくはありません。

「言う事をきいてくれない」「こんなに大きくなると思わなかった」
などと無責任な理由から保健所へ飼育放棄してしまう人が事実、多くいます。

ワンちゃんと一緒に暮らしたい。
そう思ったらまず迎え入れるのではなく、飼育費用や老後のこと
自分の経済状況なども考えてシミュレーションすることが重要です。
飼育本なども購入して読んでみていいと思います。
まずは知ることが大切なのですから。

ワンちゃんのことを知り、きちんと最期まで面倒を見れるという覚悟をもったうえで迎え入れる。
条件や準備が整うまでは自制心が重要なのです。

◇迎え入れるなら保護施設から

まずは「ペットショップ」に行くのが、日本だと当たり前になりがちですが
それでは、殺処分数は一向に減りません。
なぜなら、ペットショップで子犬や子猫が販売される
ブリーダーからショップへ新しい子犬や子猫が入荷される
ブリーダーは繁殖を繰り返す。

という循環が生まれます。
勿論ブリーダーも悪質な人ばかりではありません。
ただ、ブリーダーで繁殖をしすぎてしまい、遺棄されてしまったワンちゃん達のニュースがありました。
そういった闇もあるのが現実です。
きちんと管理のしているブリーダーさんは、無理な繁殖や大量繁殖はしません。

話はそれてしまいましたが
ワンちゃん達を家に迎え入れたいときはまず、保護施設から引き取るという選択肢もあると思い出してください。

まず動物愛護センターや保健所から引き取られないと
殺処分数は減らないでしょう。

いまではインターネットを利用して里親の募集をよびかける団体や
動物愛護センターでの取り組みも増えています。
【ペットのおうち】というサイトでは随時里親募集を呼びかける投稿を見ることが出来ます。
また自治体などでも定期的に譲渡会を行っている場所もあります。
譲渡会などでは団体の譲渡基準をクリアした後に里親になれるという場合がほとんどです。

◇飼ったら責任を持って接してください

毎年全国で5万頭のワンちゃんが迷子犬として保護されます。
理由としては、雷や花火に驚いて逃げ出してしまった
散歩や旅行先でいなくなってしまった
また悪質なものでは放し飼いをしていたら連れ去られてしまったなどもあります。

万が一にも備えて、迷子札や、マイクロチップの装着をしておきましょう。
迷子にさせないのが前程ですが、もし迷子になってしまったときは保健所や愛護センターなどに問い合わせて収容期間内に見つけ出さなくてはなりません!
そんなときマイクロチップや迷子札があれば、飼い主の情報が記載されているので、再会できる確率がグンと上がります。
迷子になってしまった子の大半は飼い主と再会することができません。

そして一度飼うと決めたら絶対に捨てないで下さい。
ワンちゃんたちは産まれてから約10年以上は生きます。
歳をとれば病気になったり、寝たきりになる場合もあります。
ワンちゃんを迎え入れる前のシミュレーション不足による飼育放棄が後を絶ちません。
ワンちゃん達は飼育放棄をされてしまったら待っているのは【死】なのです。

ワンちゃんの生涯のこともしっかり考え理解して決断することが重要なのです。

◇避妊去勢手術をする

種類にもよりますが、多い子は子ども10匹近く産む子もいます。
その子犬たちをみんな飼うことができる、もしくは貰い手が決まっているなら繁殖をしてもよいと思いますが
そうでない場合は繁殖はやめましょう。
飼えない子犬や子猫たちを無責任に公園へ捨ててしまったら
その子たちはほとんどが病気や事故などで不幸な最期を迎えます。

◇保健所へ連れて行かないで

もし仮にワンちゃん達が飼えなくなったからといって
安易に保健所へ連れて行かないでください。
保健所へ連れて行かれた子達に幸せな道はほとんどありません。

保健所のワンちゃん達が譲渡されるのは全体の10%にもいきません。
ほとんどは殺処分されてしまいます。

もしも本当に手放さなくなってしまったのなら
きちんと責任をもって新しい飼い主を探しましょう。

里親募集になっている子たちの大半は
人間の身勝手によって飼育放棄されてしまった子達です。
決してなにか問題があるから、だけではないのです。

一頭でも多くのワンちゃんやネコちゃんたちが
幸せな生活ができるように、願って止みません。

殺処分の数を少しでも多く減らせるように
心がけるのは一人ひとりが知り、意識を変えることです。

次週は「心構え」について紹介します。

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