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ネコちゃんの病気の死因1位は「ガン」です。
人間も長生きするとガンになる確率が高くなりますが、ネコちゃん達も高齢化が進んでいる現代ではガンにかかりやすくなっています。
しかしガンになったからといって必ず亡くなるわけではありません。
早期発見早期治療によって不治の病ではなくなったのです。
今週はネコちゃんのかかりやすいガン「悪性リンパ腫」について詳しくご紹介します。

悪性リンパ腫

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簡単に言えばガンというのは悪性の腫瘍の事。
ではリンパとは何でしょうか?

◇リンパ

知っているよう意外と知らない体の事。
リンパもよく聞く言葉ではありますが、詳しくは説明できない方も多いのではないでしょうか。
血管と同じようにリンパにはリンパ管というものが通っており、体中を流れています。
リンパ管の中にはリンパ液という体液が流れており、リンパ液は筋肉の動きによって流れています。
このリンパの重大な役割なのが感染症対策です。
リンパ球という免疫細胞がウィルスの感染を防ぎます。
リンパ球は骨髄で毎日作られ、ガンなどの異常な細胞がどれなのかをリンパ節で覚えていきます。
そこで覚えた異常な細胞がリンパ液と共に体内のあちこちに流れないようリンパ節で食い止める役割をしているのです。

◇悪性リンパ腫とは

リンパ球がガン化し、リンパ節などでかたまりを作って増える病気の事です。
増えすぎてしまったリンパ球は、リンパ球としての機能を持たず、何の役割も果たせなくなってしまいます。

悪性リンパ腫の種類

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リンパ腫の出来る場所によって種類が分けられます。

◇消化管

最も多くかかるのがこの消化管のリンパ腫です。
消化管は腸管全体にわたるガンを指し、下痢や嘔吐の増加、食欲不振などの症状が見られます。

◇縦隔

若いネコちゃんに比較的多く見られ、胸にあるリンパに腫瘍が出来ます。
胸に水が溜まったり、腫瘍が肺を圧迫して呼吸に異常を起こすことがあります。

◇骨髄

骨髄だけに症状が起こっている場合、一般的には白血病と呼ばれます。
食欲不振や貧血などが起こりやすくなり、全身のリンパ節が腫れていることが多いです。

悪性リンパ腫が疑われたら

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リンパ腫が疑われている場合には腫瘍はどのくらい大きいのか、猫白血病にかかっているか、転移をしているかなどの検査を行う必要があります。
そして腫瘍が出来た場合、まずその腫瘍が良性なのか悪性なのかを判断する為、腫瘍の一部を採取し何で出来ているのかを調べる必要があります。

◇悪性リンパ腫の治療法

悪性リンパ腫にかかったネコちゃんは薬を使って治療していきます。
薬を使用しただけで約6割のネコちゃんの体調に向上の兆しが見出されるからです。

しかし体調が良くなってきてもいつどこにガンが転移していたり、隠れているかがわからないため、1年以上抗がん剤治療を続けていきます。
1年半かけて治療を行い、体調が良ければ治療を一度中止しますが、9割のネコちゃんは1年半の間に亡くなってしまいます。
しかし何も治療を行わない場合、ネコちゃんは1~2ヶ月で亡くなってしまうでしょう。

薬には嘔吐や食欲不振、下痢など人間と同じく副作用が起こることがあります。

悪性リンパ腫の予防法

悪性リンパ腫では一番の原因が猫白血病ウィルスまたは猫エイズウィルスと言われています。
この2つのウィルスを持っているネコちゃんがガンにかかりやすいと言われています。
その為、ワクチン接種をしたり、外に出さず他のネコちゃんとの接触を断つ事で病気を予防する事が出来ます。

ガンの早期発見方法

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上述した通りネコちゃんに一番多いガンは悪性リンパ腫と言われていますが、その他乳がんなどもネコちゃんの発症率は多いようです。
ネコちゃんのガンを早期発見するために、どのような点を日頃気を付けてみるといいか、簡単にご紹介いたします。

◇顔のチェック

・白目が変色していないか→黄色になっていたら病気のサイン
・耳や鼻は変わらないか→腫瘍が出来ていないかチェック
・口の中は正常か→腫れていたり、舌には黒っぽい腫瘍がないか、口臭は気にならないか

◇体のチェック

・足は正常か→腫れてないか、触ると嫌がるところはないか、引きずって歩いていないか
・お腹を触る→痛がったり、お腹の中に腫瘍やしこりはないか
・リンパ節を触る→首、足の付け根などリンパ節にしこりのようなものはできていないか
・皮膚は正常か→出血したりただれている部分はないか
・体全体を見る→どこかカバーしているような様子はないか

◇その他のチェック

・おしっこを見る→色や量はいつも通りか。血尿は出ていないか。
・便を見る→下痢ではないか。血便は出ていないか。
・呼吸→すぐに息切れをしないか。咳は出ていないか。
・食事→食欲不振ではないか。食べるスピードはいつも通りか。

○●○●○●○●
普段一緒に生活をしていて、可愛がっているネコちゃんがまさかガンになるなんてことは到底考えられない事だと思います。
しかし人間と同じように老化や遺伝的なもので発症してしまう場合もありますので、日頃からネコちゃんの様子をしっかり観察してあげる必要があります。
ネコちゃんが病気にかかっても慌てず、しっかりとサポートしてあげましょう。

来月のテーマは「里親」です。

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